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ネアンデルダール人と人類 ~両者はどれぐらい近いのか?~

      2017/05/12

さて突然ですが、皆様『ネアンデルダール人』と言うのをご存知でしょうか?現在でもコーカサス地方に絶滅せずに残っているんじゃないか?と一部で疑惑の残るヨーロッパにいた旧人です。

(骨格から復元された少女)

現在の人の直接の祖先『クロマニョン人』が教科書通りであるならばおよそ5万年前に発生しますが、ネアンデルダール人はそれ以前のジャワ原人や北京原人と同じく人の進化の過程に現れました。

◆ネアンデルタール人と黄色人種、白人に近いのはどちら?

さて、このネアンデルダール人ですが、いつ現在の人類と枝分かれしたか?というのが永らく論争となっていました。アフリカで誕生した最初の人類は徐々にアフリカの大地を北上して行きます。ここで現在のアフリカ大陸からユーラシア大陸へと(おそらく現在のトルコ辺り)辿り着いた人類の祖先は西と東に進路を取ります。その中で西のヨーロッパにいった人々が現在の白人になり、東のアジアに行った人々が現在の黄色人種になったと考えられています。

さて、話をネアンデルダール人に戻します。最初の疑問は「いつネアンデルダール人は人類と枝分かれしたか?」つまり枝分かれをした時代がトルコで分かれた後か、その前か?ということです。それは何故かといいますと、仮にヨーロッパに行った後に人類と進化の過程で分かれたのであればネアンデルダール人は黄色人種よりも白人種に遺伝子的に近いことになります。

さて、考古学の世界においてはこの問題は永らく疑問となっておりましたが、とうとう決着がつく時が来ました。科学の進歩がその謎を解明したのです。さて、どうやって解明したと思いますか?

答えは簡単です。今となっては当たり前ですが「DNA調査」です。さて、DNAの遺伝情報によるとネアンデルタール人は現在の人類(ホモ・サピエンス)とは違った人達だということがわかったのです。人類と枝分かれしたのが33万年前ごろなので5万年前に出現したクロマニョン人とは決定的に違うことがわかりました。

現在、DNAは科学技術の進歩の最先端技術といったイメージがあるのですが、近い将来もう既に発見された発掘した化石や遺跡の中から、先端技術による再度の科学調査によって新しい事実が明るみに出る日がくるのかもしれませんね。

 - ネアンデルダール人と黄色人種・白人に近いのはどっち?