Historiai

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ビタミンの役割と大航海時代

      2018/01/11

◆ビタミン不足が原因の病気

ダイエット中は多くの人々が食事制限をしていると思う。一番身近なダイエット方法がこの食事制限である。しかし、食事量が減少するとともに、カロリー以外に体の潤滑油として必要としているビタミンやミネラルの摂取も低下してしまう為に体調が悪化してしまう人も多いと思う。

当然のことながら、ダイエット中はサプリメントやビタミン剤を飲んで低カロリーでも栄養素は高い水準を維持した食生活を心がけたい。そうやってダイエット中のビタミン不足を補うのであるが、そもそもビタミンと言うのは不足するとどうなるのだろう。

「ビタミン」が発見される以前はビタミン不足からくる有名な病気があった。それは、

「脚気」「壊血病」である。

脚気とはビタミンB1不足からくる病気で、日本人にはおなじみの病気である。江戸時代になると江戸に裕福な商人などが出現した。そして米を「白米」に精米して食べる人々が出始めた。

その結果脚気になる人が出始めた為にこれらの病気は「江戸病」などといって恐れられた。そのころの食生活として、当然白米など高価なものを食べれないために白米に麦やひえ、あわなどを混ぜたご飯を食べるのが基本であり地方によっては混ぜる米すらないところもあった。

ちなみに白米を食べることがどんな貴重であるかを知る手がかりに、これより後年の明治時代に軍隊に入れるさいの口説き文句に「毎食白米が喰えるぞ」ということを勧誘の売りにしていたぐらいだから、江戸時代の農民の食生活を推して知るべしである。

したがって白米を食べられることは金持ちにおいてのみ可能であった為、いってみれば脚気は金持ち病でもあったのである。徳川将軍、例えば14代将軍の家茂も幕末の動乱期に脚気で亡くなった。

◆脚気や壊血病の治し方

さて、この病気の改善方法はただ一つビタミンB1を取れということなのであるが、実は簡単な解決法が身近にある。それは「白米でなく精米する際に玄米で食え」ということである。

玄米ではもちろん味が落ちてしまうが、ビタミンが非常に多く残っており玄米を食べることでこの問題を解決することができる。ちなみに私が最近採っている五穀米は、成分表を見る限り大麦やひえ・黒豆などが入っている為、

「わざわざ江戸時代の貧農の生活」

という、なんとも江戸の人が聞いたら不思議に思ってしょうがない食事となってしまっている。

最近では質素の食事が好きで、パンにしてもクルミパンとかライ麦パンとか素朴のものが大好きである。私的には五穀米ご飯は、別に普通なのだがやっぱり普通の人には抵抗があるのだろうか?話がそれましたね。

さて、脚気は日本で有名なビタミン不足が原因の病気であるが、西洋において有名なのは「壊血病」である。これは船乗りが航海する際にかかることから「船乗り病」とも呼ばれていた。

あのインドを発見!?した有名なバスコ・ダ・ガマの船では乗組員160人中なんと100人もが壊血病で死んだといわれている。死ななかった人も含めるなら船員全員がかかっていたといっても過言ではないであろう。

原因はビタミンCの不足である。原因はなかなか判明しなかったが、どうやら「果物や生鮮野菜を食べないと起きるらしい」ということが漠然とわかった為に「ライム酒」などビタミンCを取得できるものを船に積んで航海したようである。

その他としては、酢漬けのキャベツや新大陸が発見されてからはジャガイモなど、どちらにせよ航海する際の日持ちがいいものが、積荷となったようである。

ちなみに「ワンピース」という海賊漫画では壊血病になった際にライムジュースを飲んで介抱をしています。紙一重が口癖のキャラでしたが紙一重で助かりました。なおビタミンは熱に弱いものも多あるため加熱すると効果がなくなったりします。魚は焼くのではなく生で刺し身にして食べると効率よくビタミンを摂取できます。

まあビタミンというのがいかに大切かわかってもらえたかと思います。気をつけて摂取を心がけましょう。

 - 脚気・壊血病、大航海時代とビタミン