★夫婦ゲンカの秘密に迫る
世の中には不思議なことに夫婦喧嘩をいつもしているカップルがいます。ある意味なぜ別れないのか謎なんですが、こういった謎を学問として研究する人がいます。本当に凄い着目点を研究テーマにしますよね。そして、最近の研究によると夫婦の離婚の原因が何であるか探ることに成功したということです。
その夫婦の離婚の原因とはなんなのか。それはずばり「会話」にあると言えます。最新の研究ではなんと夫婦の会話をわずか15分だけ見れば「その夫婦が85%の確率で離婚するかどうか分かる」と言うことです。では、いったいどんな会話内容であれば離婚する可能性が高いのでしょうか。それを夫婦ゲンカを例にとって説明してみようかと思います。
まず、夫婦ケンカにおいて相手の「批判」は絶対にしてはダメだと言うことです。というか、これは日常生活でも同じですね。相手を不用意に批判してはいけません。(笑)なぜしてはいけないかというと「批判」という行為をするには相手を見下さないといけないのだそうです。。つまり相手を批判するとイコールそれが無意識にパートナーへの「見下し」に結果としてつながるのだそうです。
部活の年下の後輩や仕事先の部下なら見下してもいいかもしれません。ですが、共同で助け合いながら生活をしていく大切なパートナーである夫や妻が見下しの対象になると夫婦関係は当然ギクシャクし始めて大変な事になります。血縁で繋がってない夫婦は相手を尊重することによってお互いの関係を保っているからです。
★感情的になるのは実は男性?
ヒステリックという言葉があるように一般に女性はケンカの時に感情的になり話し合いができなくなると言われています。その話を踏まえ「夫婦ゲンカの最中にどれほど感情的なのか」という調査が行われました。(笑)
夫婦ケンカの最中に様々な装置を使用して一体どういう風に体に変化が起きているかを計測して調査してみました。その結果驚くべき事実が判明しました。それはケンカの時、心拍数が変化するのは実は女性ではなく男性だったということです。ただし、ケンカの時に心拍数が高くなるかというとこれがちょっとだけニュアンスが違います。
どういうことかと言うと通常の会話をしていて、そこから少しずつ心拍数が上昇し始めると会話の内容が徐々に口論になりそうな雰囲気に変化していくということです。ですから、会話を全く聞いていなくても、心拍計だけを見てその数値から「あ、そろそろ口論になりそうだ」ということを予知することが可能だということです。
測定では口論の最中、男性の心拍数は100を超えており男性の方が口論の最中に実は感情的になっているということです。
★口論の最中、会話を打ち切るのは男性
女性より男性の方が心拍数が口論の最中に上がっていて実は感情的だと言う驚きの結果がでましたが、ケンカの最中に会話を一方的に打ち切ることってありますよね。この口論の打ち切りに関して男性と女性、一体どちらが多いのか
という割合の調査も行われておます。そして一方的に会話を打ち切るのは85%の割合で男性だという結果が出ております。
この結果からどんなイメージを思いますか?男性は女性に比べて口下手な人が多いです。口喧嘩に負けて尻尾を巻くって逃げたと思う方もいるかもしれません。しかし実はこれは男性の優しさからくる行動なんです。
なぜ優しさだと説明できるかと言うと、口論の最中に男性は理性的な会話が出来なくなると、相手に対して「実力行使」つまり暴力に訴える可能性が出てきます。それで「これはマズイ」と感じた男性が強制的に冷却する、それこそ電気で言う「ヒューズ」の様な役割をするために強制的に会話を打ち切るということです。
男性は女性と違い実力行使に出た場合、相手が女性でも男性でも最悪死亡をさせてしまう可能性があります。そういったことを本能的に避けるためにこの会話を強制的に打ち切る機能が備わっているんですね。
ヒステリックとか感情的という言葉は女性の専売特許であると思われがちなんですが、実は男性の方が感情的なんだということなんですね。