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~ヒストリアイ~

スポーツと日本人差別(その①)

投稿日:2024-08-05 更新日:

スポーツと日本人差別

「日本人がスポーツで国際的な活躍をするとルール変更されるのか?」ということを検証する全5回の企画です。それぞれ独立しているので個別に読んでも問題ないですが全体に関する導入と結論をその①とその⑤に書いておりますので参考にしてみてください。

◆スポーツと日本人差別

最近新聞を購読する人が右肩下がりで減少している一方で多くの人がスマホでニュースを読んでいるそうです。そんなネットニュースには記事の最後に読者のコメント欄があるのですがスポーツ記事でよく見かける書き込みがあります。それはスポーツの国際大会で日本人が活躍するとすぐ不利になるルール変更をされるというコメントです。

そこで過去に日本人が不利になったという競技とルール変更の内容を調べて見ました。具体例を挙げてみれば

  1. 水泳の背泳ぎ・ソウル五輪後の鈴木大地選手のバサロ禁止
  2. スキージャンプ・長野五輪後の板の長さのルール変更
  3. ノルディック複合・荻原健司選手のタイム差の変更

などがその代表例としてよく挙げられています。ヤフー知恵袋の こちらの質問 が典型的なテンプレなので参考にしてみて下さい

ここに挙げられた具体例の中で一番最近である長野五輪も1998年ですので20年以上前の話です。ですから冷静に考えると「もしかしたらそれは昔の話で現在は違うんじゃない?」と思われるかもしれません。ですから同じように近年(2020年以降)の話も探してみましょう。

すると2021年の話になりますが、MLBで大谷翔平選手がシーズンの終盤に本塁打王を争っていた際にフォアボールを連発され「アジア人に本塁打王を取らせないようにする人種差別だ」と声高に叫んでいる記事(下記の記事)を見つけました。実際に大谷選手の四球の数はメジャー記録であったそうです。※日刊スポーツ大谷翔平3戦11四球メジャー記録並ぶ

これら一連の記事から分かることは日本人が活躍すると面白くないと思う欧米各国が日本人が不利になるように露骨なルール変更をしたり差別をしたりするという一定の考え方が根底にあるようです。

参考:大谷翔平「四球攻め」で本塁打王遠のく「メジャーは差別主義」と酷評の声
https://dot.asahi.com/dot/2021092400073.html

そこで今回は「日本人が活躍すると本当にスポーツの国際ルールは改正されるのか?」をテーマにして上記で挙げた「水泳のバサロ」と「スキージャンプ」「ノルディックスキー複合」のルール改正ついて本当に差別されていたのか真偽を検証してみたいと思います。

次→ その②『水泳・鈴木大地のバサロ禁止』

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